WHAT:これはなに?
「REAL EXPERIENCE -現実体験-」とは、実際の現場に行き、それらを自分で体験すること。
自分で体験することで得られる情報は、ひとつの事実であり、その解像度も人によって全く異なる。
自分の目でプロジェクトに関する新しい情報を得る手法。
WHY:なぜやるの?
実体験を通して、新しい気づきをえるため。
HOW:どうやるの?
- 旅行者のような気持ちになって、現場にいく。
- 視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の5感を活用して、すべての出来事を楽しむ。
- 気になったこと、気づいたことは、写真や文字で残す。
- 調査後、Facts(事実)とFindings(発見)を分ける。
解説
「REAL EXPERIENCE -現実体験-」は、テーマとなる行動を自分自身で実際にやってみることで、感覚的な発見を得る手法です。
人から聞いた話から想像するものと、自分で現場に足を運んだり、プロダクトやサービスを自分たちで実際に使ってみて得たものとは、情報量が大きく異なります。そのため、できる限りプロジェクトごとに現場を見たり、実際のプロダクトに触れることが重要です。
たとえば、社員にとっては見慣れた作業風景でも、外部の目で見ると、一般的なイメージとのズレや、そこで大切にされている価値観に気づくことがあります。
DSCLでは、コーポレートサイトのリニューアルの際、よく社内や工場を見学させていただきます。
以前、新卒採用に力を入れたい会社の工場を見学した際、想像していたよりもずっと明るく、清潔で、整理整頓された現場に驚きました。学生が「工場勤務」と聞いて思い浮かべるイメージと、実際の環境には大きな開きがあったのです。この気づきをもとに、採用パンフレットには明るく清潔な工場の写真を使い、見学中に社長がおっしゃっていた「作業員ではなくビジネスマン」という言葉を軸に、社員のキャリアの築き方にフォーカスしたコンテンツを設計しました。
現場で得た気づきはその場で記録しておき、事実と自分の解釈を分けておくと、あとでチームと共有しやすくなります。
参考文献
Soren Kierkegaard, 1859, in "On My Works as an Author," second paragraph, chapter 1, A, §2
Research & Design Method Index -リサーチデザイン、新・100の法則-
P60|デザイン・エスノグラフィ
P124|参与観察(参加型オブザベーション)
P160|シミュレーション・エクササイズ
IDEO Method Cards
・Rapid Ethnography
・Empathy Tools
・Try It Yourself