WHAT:これはなに?
「DESIGN PITCH -提案研磨-」とは、コンセプト(狙い)を磨くための記述と会話をすること。
文字で視覚的に確認しながら、会話をおこなうことで、より魅力的な言葉を探し出す方法。
WHY:なぜやるの?
成果物を変えずに、伝え方を変えることで、新しい意味をつくるため。
HOW:どうやるの?
- 話し手は、コンセプト文を書いて、そのまま発話する。
- 聞き手は、アドバイスを返し、お互いに議論する。
- アップデートした文章を書き直す。
- 数回、繰り返す。
解説
「DESIGN PITCH -提案研磨-」は、コンセプト(デザインの狙い)を書く・話すを繰り返すことで磨く手法です。
コンセプトを表現する言葉は、文字で書くだけでなく、実際に人に聞いてもらうことも重要です。人に話してみると、自分では説明しづらい部分に気づいたり、組み立てがあやふやな部分が見えてきたりします。話してみて感じた違和感や、相手から得たフィードバック・リアクションを活かして言葉を更新していくと、だんだんと分かりやすく、簡潔で、しっくりくる言葉になっていきます。
これはプレゼンテーションの練習というよりも、内容の筋が通っているか、しっくりくる言葉になっているかを磨く工程です。
例えば、リサイクル関連企業のコーポレートサイト制作では、ヒアリングした内容をチームで解釈し、「これまでもこれからも、サステナブルPETで社会を牽引する存在へ」というコンセプトを設定しました。この言葉には、この企業の目指す姿や社会への提供価値、これまでの歩みが含まれています。単なる「良い言葉」にまとめるのではなく、ヒアリングで得た裏付けと全ての言葉が繋がっているからこそ、納得感が生まれ、企業の存在意義を表すビジュアルを作ることができます。この言葉に行き着くまでに、ヒアリング内容と何度も照らし合わせ、チームやクライアントと話し合い、表現を磨いていきました。
また、今はAIでも説明資料をつくれますが、自分自身がその意図を本当に理解した上で説明できるかどうかを確認するためにも、一度人に話してみることがおすすめです。