WHAT:これはなに?
「VISUALIZATION -図解作成-」とは、議論を深めるために視覚化すること。
イメージや図式化を利用することで、領域を横断・越境した対話がしやすくなる方法。
WHY:なぜやるの?
絵を使うことで、背景や言語が異なる人たちの共通理解をつくるため。
HOW:どうやるの?
- 話し合いの場で、記録係を決める。
- 話し手の発話を文字(キーワード)やアイコンで描き、要素の関係が見えるようにする。
- 話し合いが終わったら、今回の話し合いでの大事な観点を4枚以内にまとめて、共有する。
解説
「VISUALIZATION -図解作成-」は、議論を深めるために考えていることを視覚化する手法です。
言葉だけでのやり取りは、人によって思い浮かべるイメージがずれていってしまうことは少なくありません。同じ言葉を使っていても、実は違うものを指していた、ということが議論の噛み合わなさにつながります。
あるプロジェクトでは、ひとことで「ユーザー」と言っても、関係者ごとに指している人が違うことがありました。実際にサービスを使う人だけでなく、導入を決める人、承認する人、設定を行う人など、さまざまな立場の「ユーザー」が存在していたのです。それぞれが自分の頭の中にある「ユーザー」を思い浮かべながら話していたため、議論がすれ違う場面もありました。
そこで、これらのユーザーの関係性を図にして共有したところ、複数のユーザー像が存在することがチーム内で認識され、今どのユーザーを想定しながら議論しているのかが明確になりました。
頭の中にあることは、言葉だけでは伝わりきらないことも多く、目に見える形にすることで、初めてチーム全体の認識を揃えることができます。
精緻な図でなくて良いので、話ながらホワイトボードや白紙に図を描いていくのがおすすめです。
参考文献
101デザインメソッド ―― 革新的な製品・サービスを生む「アイデアの道具箱」
P44|イノベーション・ランドスケープ
P48|コンバージェンス・マップ
P130|ユーザー観察データベース
P158|ベン図