ペンニットー株式会社
「ペンニットー株式会社」コーポレートサイトリニューアル
『ペンニットー株式会社(以下、ペンニットー)』は、高品質なふっ素樹脂チューブの製造・開発、および輸入品の販売を手がける企業です。1977年の創業以来、顧客のニーズに寄り添いながら、最適なソリューションを提供し続けてきました。
今回、ペンニットーの理念や製品・サービスの魅力を、それを必要とするお客様へより分かりやすく届けるため、コーポレートサイトのリニューアルを行いました。
弊社では、ブランディング設計や3C分析(自社・顧客・競合の3つの視点から強みを整理する手法)を活用して企業の姿勢や強みを言語化し、閲覧者がほしい情報に迷わずたどり着けるコーポレートサイトのデザイン・実装を行いました。
課題背景
取り扱い製品やサービスの魅力を、顧客に伝えたい
ペンニットーは高品質なふっ素樹脂チューブの製造・開発を行う専門企業として、長年にわたり多様な産業を支えてきました。しかし、従来のコーポレートサイトでは、自社の提供する製品やサービスの魅力が十分に伝わりづらいという課題がありました。
素材特性についての訴求が少ない
取り扱う素材の特性や強みが十分に伝えられておらず、他社との違いや専門性が顧客に届きにくい状況でした。ふっ素樹脂ならではの特性や、幅広い用途で活用されていることを、改めて伝えるコンテンツが求められていました。
取り扱い製品の全体像が分かりづらい
どのような特性の製品を取り扱っていて、サイズ展開はどうなっているのか、ロット数はどのくらいなのかなど、問い合わせ前に知りたい情報をわかりやすく伝える必要がありました。
企業の理念や強みが訴求されていない
高品質な製品を提供していることに加えて、会社の理念や歴史、新製品の開発支援まで対応できることを伝え、企業としての信頼感を伝えたいというご要望がありました。
プロセス
1〜3年後の姿を見据えたウェブサイト設計
ウェブサイトを「作って終わり」にせず、経営戦略に沿った成果につなげるため、社長へのヒアリングを重ねながら、次の3つのステップで制作を進めました。
1.将来像・顧客ペルソナの作成


はじめに、ペンニットーが1〜3年後に目指す企業像を明確にしました。
今後増えていくであろう新しい業界の顧客も視野に入れ、「チューブ選定に困ったら相談したくなる専門企業」という将来像を設定。そのうえで、実際の取引先や問い合わせの傾向、今後取引をしたい業界をもとに、複数の顧客ペルソナ(サイトを訪れる典型的なお客様像)を作成しました。
2.方針に沿った情報設計

既存のウェブサイトに掲載されている情報を整理し、1で設定した顧客ペルソナの視点から「見やすく」「探しやすく」「支援できることが分かりやすい」情報構造をご提案しました。
3.顧客目線で製品情報を整理

取り扱い製品を「形状」「収縮温度」などの素材特性ごとに分類し、サイトを訪れた顧客が用途や目的に応じて探しやすい構成に再設計しました。
あわせてふっ素樹脂の素材特性も掲載し、技術的な情報を補いながら、チューブ選定の手助けになるよう工夫しました。
アウトプット
素材情報に詳しく、相談しやすい専門企業のウェブサイト
新たなコーポレートサイトでは、素材に対する深い知識と、ユーザーに寄り添う姿勢、様々な産業を長年支えてきた理念を伝えることを重視しました。
ふっ素樹脂チューブや製造現場を魅力的に見せるフォトディレクション



無機質な印象になりがちな工業製品や製造現場の魅力を視覚的に丁寧に伝えるため、撮影の企画・演出(フォトディレクション)から一貫して手がけました。
製品の品質の高さが直感的に伝わるビジュアル設計と、働く人々の姿を交えた撮影を通じて、ペンニットーの信頼感と実直なものづくりの姿勢を表現しています。
会社の理念や想いを伝える

長年にわたり多様な産業を支えてきたペンニットーのものづくりには、品質へのこだわりと、誠実に向き合う姿勢が根底にあります。
新しいコーポレートサイトでは、単に製品情報を発信するだけでなく、企業として大切にしてきた価値観や、顧客・社会に対する想いが伝わる構成を意識しました。
トップメッセージやコンテンツ全体を通じて、言葉とデザインの両面から企業の姿勢を丁寧に表現しています。
製品の特性や種別を明確に紹介

従来の製品一覧を刷新し、形状や機能別に分類した一覧ページを作成しました。製品名だけでは分かりにくかった耐熱温度、収縮温度、収縮率などの違いを、視覚的に伝わりやすくしました。
専門的な説明をわかりやすく

専門的な素材であるふっ素樹脂の特性を、広く一般の方にも理解してもらえるよう、表現方法に工夫を凝らしました。
例えば、「すべりやすさ」「耐熱性」などの特徴は、アニメーションを用いて動きで見せることで、言葉だけでは伝わりにくい性能を視覚的に理解できる設計にしました。
また、説明文では専門用語の羅列を避け、実際の使用シーンや日常的な比喩を交えながら、噛み砕いた表現を心がけています。
相談できることの幅広さを伝える

従来のサイトでは伝えきれていなかった「ふっ素樹脂の素材特性」や「研究開発支援」に関する情報を整理し、新たに掲載しました。
ふっ素樹脂の加工やチューブ製造にとどまらず、素材選定や試作、用途に応じたカスタマイズまで、幅広い相談に応じられることを研究開発ページで紹介しています。「こんなことを相談していいのだろうか」と迷うような初期段階のお悩みにも寄り添えるよう、実例や対応可能な内容を具体的に記載し、気軽に声をかけていただける構成にしました。
デザインメソッド
クレジット
- Release2025年2月
- Client
ペンニットー株式会社
- Produce
小橋 隆司(DSCL Inc.)
- Art direction
小橋 隆司(DSCL Inc.)
- Concept Design
大竹 沙織(DSCL Inc.)
- Design
大竹 沙織(DSCL Inc.)
- Front-end development
加藤 創(DSCL Inc.)
- Photograph
佐野 優典
(チームメンバーの役職・所属などについては、プロジェクト当時のものです。)