DESIGN FOR SOCIETY

​​子育てを通して、団地コミュニティを活性化するためのワークショップ開発支援

2018年1月〜3月に、東京都町田市にある藤の台団地にて、団地コミュニティを活性化するためのワークショップ「ふじずかん」(全5回)を開催しました。
さがまちコンソーシアム(公益社団法人相模原・町田大学地域コンソーシアム) と株式会社デスケルは協働し、本ワークショップを開発しました。約80名の参加者がワークショップを体験し、その成果をコミュニティ冊子としてまとめ、すべてのご家庭に配布しました。
好評のため、2018年も引き続き本活動は継続中です。

BACKGROUND

藤の台団地は、首都圏の人口増加に伴い、1970年に入居がスタートしました。現在は、少子高齢化の影響で、自治会運営者と住民の高齢化が進んでいます。そのため、「団地コミュニティを牽引する担い手を育成すること」が課題として設定されました。

CONCEPT

そこで、相模原市・町田市の大学生、コンソーシアムと協働しながら、現地調査や住民のインタビューを実施しました。その結果、以下のようなインサイトが分かりました。

・担い手世代は、子育てがあるため、課外活動に参加すること自体が難しいが、子どもが楽しめることなら参加する意欲が高いこと。

・子どもが幼稚園や保育園に入っていないと、地域コミュニティとの繋がりが薄く、家から出ることが減り、家族以外の人と話す機会が少ないという悩みが多いこと。

リサーチを通して、子どもを中心とした活動にコミュニティ形成の突破口があることに気づき「子育てを通して」というキーワードを見つけました。そこで、子育て世代を対象にしたワークショップの企画、ワークショップ告知支援ツールの制作、ファシリテーション、ワークショップ成果をまとめたコミュニティ冊子の制作を相模原市・町田市の大学生、さがまちコンソーシアムと一緒につくりあげました。

CREATIVE SOLUTION

・ワークショップ告知支援ツール(ポスター、リーフレット、facebookページの運営など)
・ファシリテーション支援ツール(スライド、ワークシート、ワークアイテムなど)
・コミュニティ冊子(8P)

このワークショップのコンセプト「子育てを通して」を団地の方々に伝えるために、重要となるのが「手作り感」です。

このワークショップのコンセプト「子育てを通して」を団地の方々に伝えるために、重要となるのが「手作り感」です。ワークショップ会場となる保育園には、保育士さんたちが手作りした掲示物やおもちゃがあります。
これらは、工業製品にはない、優しく楽しげな雰囲気が詰まっています。「子育てを通して」というコンセプトを伝えるために、重要となるのが「手作り感」です。

そこで、藤の台団地の子育て世代の方々にとって身近で親しみのある、この手作りの雰囲気をふじずかんの制作物にも取り入れることにしました。
手描きのイラストや文字、明るく鮮やかな色、呼びかけるようなキャッチコピーなどで、保育園の掲示物のような手作り感を目指しました。

これにより、藤の台団地や周辺の住民の方々が子供と一緒に気軽に参加できることを狙いました。

OUTCOME

ワークショップを通した一連の活動自体が、藤の台団地で暮らす生活者をつなぐ機会創出となることに参加した住民も気づくことになり、2018年度もこの活動は継続します。
弊社とさがまちコンソーシアムは、引き続き団地コミュニティの活性化を支援します。今後は、住民が自分たちでワークショップ開発をおこなえるようなツールキットの開発とその活動支援プログラムを想定しています。

METHOD & TOOLS

・文献調査

・フィールドワーク

・ワークショップによる調査(体験作文、グループインタビュー、アンケート)

・ブレインライティング

CREDIT

  • Client
    東京都町田市役所
  • Direction
    村上 由朗(DSCL Inc.)
  • Art direction
    村上 由朗(DSCL Inc.)
  • Design
    大竹 沙織(DSCL Inc.)

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